気付いてましたか?吉野家が「いらっしゃいませ」をやめた理由とは!

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こんにちは。株式会社ALL EFFORTです。
 
 
皆様は牛丼はお好きでしょうか。
 
 
お昼ごはんに何を食べるか迷ったとき、ついつい食べに行ってしまうのは私だけではないと思います。
 
 
安い・早い・うまいの三拍子そろった日本のファストフードの代名詞とも言える牛丼。
 
 
その牛丼で有名な「吉野家に1年半ほど前からとある変化があったことに皆さんはお気づきでしょうか。
 
 
実は、「いらっしゃいませ」の挨拶を廃止しているのです。
 
 
お店に入るとスタッフの方が笑顔で「いらっしゃいませ」と迎えてくれることが常識となっているだけに、それをやめた経緯や意図は気になるところですよね。
 
 
今回は、吉野家「いらっしゃいませ」の挨拶をやめた理由についてお話しします。
 

課題解決により新しい着想を得る

 

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吉野家が「いらっしゃいませ」の廃止を決めたのは、カフェのように使える新型店「クッキング&コンフォート」タイプの店舗を出店した頃のことでした。
 
 
この新型店では、事前会計制で出来上がった料理を利用者が自ら運ぶため、スタッフとのコミュニケーションが生まれづらいことが課題とされていました。
 
 
その課題を解決するべく、来店時の掛け声を「こんにちは」などの挨拶に切り替えたのです。
 
 
これは、声をかけられた利用者が「こんにちは」と挨拶を返しやすくすることが狙いなのだそうです。
 
 
新型店出店という挑戦をしたことで新たな課題にぶつかり、その解決を経て以前よりもコミュニケーションが生まれやすい、良い仕組みを作り出せた好例といえるでしょう。
 
 

慣例に囚われず、より良い形に柔軟に変化していく

 

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「いらっしゃいませ」の廃止について、吉野家の河村社長は
 
 
「当社では100年以上続けてきたあいさつなので、従業員も慣れるまで時間がかかった。気づいた人は少ないかもしれないが、こういうところから変えている」

 

 
と話していました。
 
 
長く継続してきたことを変えるには、大きな労力が必要となります。
 
 
日頃の習慣や言葉遣い、考え方などの癖を改善しようと思った時には、どんなに些細なことでも変わるまでに時間がかかりますよね。
 
 
それでも、より良いお店作りのために変化すること、それに伴う労力を厭わず柔軟に対応していけるところに100年以上の歴史を誇る吉野家の強さの一端を感じられますね。
 
 

さいごに

今回は、吉野家が「いらっしゃいませ」の挨拶をやめた理由についてお話しました。
 
 
吉野家100年以上にわたって長く愛され続けられる理由は、こうした時代に合わせた新しい挑戦とそこから生まれた課題の解決、そして変化を嫌うことなく対応していく柔軟性にあるではないでしょうか。
 
 
特に昨今のようなウイルスの流行による未曽有の事態が起こり続けている状況にあるからこそ、それが強みとして顕著になっているように思います。
 
 
私どもも皆様から長く愛され続けられる企業となっていくために、吉野家の姿勢を見習って精進していきます。