こんにちは。株式会社ALL EFFORTです。
近年、「エシカル」や「サステナビリティ」といった単語をよく耳にするようになりました。
これからの私たち自身の生活をより豊かに、かつ持続できるものとしていくために、個人にも企業にも環境へ配慮した取り組みが求められるようになってきています。
企業でいえば“SDG`s”への取り組みをPRの一環として大々的に公表している姿が見られ、個人では日用消耗品を環境にやさしいものに替える、ごみを削減するなどの活動に取り組む方が国内外問わず増えてきているように感じます。
国際的に環境への配慮の気運が高まる中で、ごみ削減活動の新しい形として注目されている「Loop」がその活動範囲を広げ、日本にも上陸しようとしています。
今回はこの「Loop」がなぜ世界的に広まりつつあるのか、従来のごみ削減と異なる点、メリットを紹介します。
ポジティブなイメージでの新提案!
そもそも「Loop」とは、アメリカ発の循環型ショッピングプラットフォームのことです。
日常で消費される食品や洗剤などを従来のプラスチックから繰り返し使えるガラス、ステンレス等の素材の容器で販売し、空いた容器を回収・再利用するというものです。
ここだけ聴くと、従来のリサイクルなどの活動と変わらないように感じますが、大きな違いは容器は「そのままでいい」のです。
洗浄・分解する必要はなく、届いた時に入っていた専用のバッグに入れて業者に回収してもらうか、もしくは購入したスーパーの回収BOXにそのまま返却するだけで完了します。
そのまま使えるため、パッケージデザインに凝った商品も多く見受けられます。
従来のリサイクルやリユース、エシカル消費には『手間がかかる』『見た目がダサい』などのネガティブなイメージがあったことは否めません。
しかし、「Loop」は『エコだけど頑張らなくてもいい』『容器がおしゃれ』というポジティブなイメージをもって取り組むことができます。
ごみ削減活動を「やらされる」のではなく、「やりたくなる」ものとして提案しているのです。
サステナビリティと豊かな生活の両立!
容器を繰り返し使えるということは、環境にやさしいだけではなく更なる利便性向上の可能性も秘めています。
例えば、調味料のボトルにIoTチップを組み込みアプリと連動させることで近づいた賞味期限や入れすぎによる過剰な塩分を知らせてくれるなど、数多くの付加価値のアイディアが検討されているのだそうです。
空き容器の回収場所を駅、オフィスなどの生活圏内に増やしたり、ビル一棟や地域単位での展開も視野に入れており、実現すればさらに利用者層が広がり、サービスもさらに充実することが期待できます。
「Loop」の取り組みには、サステナビリティと便利で豊かな生活が両立できる新たな可能性に溢れていると言えるでしょう。
さいごに
「Loop」と従来のごみ削減活動で大きく異なるのは「ポジティブなイメージでの新提案」であること、「サステナビリティと豊かな生活の両立」ができることであることを紹介しました。
日本ではこれから広まっていくサービスであるため、どこまで普及していくかはまだまだ未知数ですが、取り組み始めるためのハードルは低く、かつメリットもしっかり感じられるとても良いサービスだと感じます。
私どもも「Loop」のような持続可能性と消費者目線に寄り添うこと両立した姿勢を見習って社会に貢献できるよう精進してまいります。
それではまた。
株式会社ALL EFFORT